スーパーなどで通常、売られているとき、たまごは尖った方(鋭端)を下にしてパックに入っています。
理由は2つあり、1つは丸いほう(鈍端)よりも鋭端のほうが強度が強いこと、もう1つは、鈍端には「気室」があり、こちらを下にすると卵黄と気室内の空気が触れやすくなって、雑菌が入り込む可能性があることです。
たまごは鶏から産まれる時、通常は鋭端から産み落とされます。たまごのカラは鈍端よりも鋭端のほうが強度がりますが、そのためかもしれません。鶏の体内の卵殻腺部(カラが形成されるところ)では、85~90%の確率で出口方向を向いています。しかし、卵管内を移動する時に回転して逆子になるのもあるのです。以上のことから、たまごは尖ったほうが下で、丸いほうが上、というのが正しいのではないでしょうか。ちなみに、パックに入って売られている卵は「GPセンター」という施設で、鋭端が下向きになるようにマシンでそろえられます。