現在、たまごはほとんどがGPセンターと呼ばれるところでお湯で洗卵してから出荷されていますが、それでも汚れがカラの表面に残っていることがあります。それを気にして再度、たまごを洗う人がいますが、家庭では洗わない方がよいのです。 家庭でたまごを洗うと、気孔とい...
たまごは産みたてであれば、3週間くらいは常温(15℃)で保存しても大丈夫ですが、しだいに鮮度は落ちてしまいます。冷蔵庫(5℃)で保存すれば、さらに長持ちします。 たまごを冷蔵庫のエッグポケットにおさめるときには、たまごの丸い方(気室のある方)を上にし...
たまご一個あたりのカロリーは、サイズにもよりますが1個60g程度(Mサイズ)でいうと生卵で96kcalになります。ですから、大きめのたまご1個で約100kcalということになります。 ゆでたまごは、生たまごよりカロリーが若干低くなります。食品のエネル...
一般にスーパーで売られているのは、ケージ飼いの無精卵です。最近はデパートやスーパーでも有精卵を見かけることが多くなりました。有精卵の生産には、オスの鶏も一緒に飼う必要があります。完全な有精卵となるようにするには、10羽のメス鶏に対して1羽程度のオス鶏が必要...
骨粗しょう症とは、骨の組織がスカスカになり、骨折しやすくなる病気で成人病の1つといわれています。人間の体が骨を作るうえで必要な栄養素としては、カルシウムが有名ですが、実はそれだけではありません。タンパク質の働きが重要なカギを握っており、そのうえ、ビタミン...
たまごには、肝臓でアルコールが分解されるときに必要な成分である「メチオニン」が多く含まれています。このメチオニンは、二日酔いの薬に必ず入っているほどで、たまご100gに約400mgも含まれています。これは、ほかの食品に比べて、ずばぬけて高い数値です。 ま...
最近は、がんや心臓病に比べて脳卒中は減少の傾向にありますが、死亡率の高い病気の一つです。たまごの良質なタンパク質は、血管を強く、しなやかにすると同時に、血圧の上昇を防ぎ、脳卒中の中でも脳の血管が破れる「脳出血」の予防に多いに役立ちます。 血管を強くす...
たまごのタンパク質は、すべての食品のなかでも最も質的に優れています。それは、タンパク質を作るうえで大切な「必須アミノ酸」がバランスよく含まれているからです。 必須アミノ酸のうちの1つである「メチオニン」は、動物性タンパク質のなかではたまごに非常に多く...
卵殻とクチクラ(カラの表面を覆っている薄い膜の層)には、蛍光色素である「プロトポルフィリン」が含まれています。褐色(赤玉)や淡紅色(ピンク玉)のたまごほど、このプロトポルフィリンの含有量が多いのです。つまり、鶏の体内で卵殻が形成されるとき、および産卵時に...
卵白がうすく白い色に濁っている卵がありますが、実は、これは新鮮なうみたてたまごである証拠なのです。 新鮮なたまごの卵白には「炭酸ガス」が多く含まれているため、白く濁ってみえるのです。炭酸ガスは、時間の経過とともに次第にカラの表面にある気功と呼ばれる小...
卵黄の表面に血液が付着している状態のたまごを血卵と言いますが、これには大きく二通りの原因があります。 一つ目は、卵が形成される場合で、二つ目は胚が成長して欠陥が形成される場合です。通常、スーパーなどで売られている卵は無精卵ですから、この場合は一つ目のほ...
スーパーなどで通常、売られているとき、たまごは尖った方(鋭端)を下にしてパックに入っています。 理由は2つあり、1つは丸いほう(鈍端)よりも鋭端のほうが強度が強いこと、もう1つは、鈍端には「気室」があり、こちらを下にすると卵黄と気室内の空気が触れやすく...